スペインには実際に何か国の陸上の隣国があるのでしょうか?
一見すると、多くの人は「3か国」と答えるでしょう。
北東にはフランスと小さな国アンドラ、そして西側にはポルトガルです。
しかし驚くことに、スペインはイギリスとも陸上で国境を接しています。
両国は約700kmも離れているのに、なぜそんなことが可能なのでしょうか?
その答えはジブラルタルにあります。
ジブラルタルはイベリア半島の南端にある、イギリスの海外領土です。
1713年以来イギリスの支配下にあり、スペインはいまだに主権を主張しています。
このジブラルタルがスペイン本土と地続きであるため、スペインはイギリスと陸上国境を持っていることになるのです。
さらに、スペインはアフリカ北岸にも2つの小さな飛び地を持っています。
それがセウタとメリリャです。
この2つの都市はアフリカ大陸に位置しているにもかかわらず、正式にはスペインの一部とされており、モロッコに完全に囲まれています。つまり、スペインはモロッコとも陸上国境を接しているのです。
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